Atsuko's mind

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米寿の現役女性

知り合いのお茶の先生が、今年米寿を迎えられます。

先日たまたまお話する機会がありました。毎日お茶の教室やイベントのお世話でとってもお忙しいので、今やりたいことが他にたくさんあるのに全然できないんだ、と話されました。さらに最近もう一つ、新しいお仕事を依頼されたんだそう。


わたしはずっと、暇を持て余しているご老人ばかり目にしてきたので、

「仕事が忙しくて本当にやりたいことができない」

なんて語る87歳のお婆ちゃんには驚いてしまいました。


そして、なんと裸眼で本や新聞を読むそうで、これにはひっくり返るほど驚いてしまいました。もともと老眼鏡をおかけだったんだそうで、眼鏡もたくさんお持ちなんだそうです。しかし、だんだんいらなくなっていったから、引出しに全部仕舞ってある、と言われるのです。

良くなっちゃったんですって。そんなことってあるんだ!


そしてさらにこんな話も...

「人生に行き詰まると年上の人が書いたものを読むんですよ。新聞の広告で見たりすると、すぐに本屋に買いに行くんです。」



”年上”
”人生に行き詰まると”

.....。



ビックリ度 --- ダブルのでんぐり返し。



さらに、さらに、

「自分の将来の為に...」

っていう文句まで出てきました。



ビックリ度 --- 逆立ち笑い。




ああ!なんてすばらしいんでしょう!

本気であやかりたいです。

生涯現役っていうのは、こういうことなんですねえ。


お話ししている時に携帯に着信が入り、お忙しそうに仕事の打ち合わせをされました。
メールも入ってきました。


しつこいですが、今年米寿の女性です。


ふんとにもう~~~、もっと頑張れあっちゃん~。

奇跡は起きるってことだぜい!

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いよいよ教室展が始まります!

宙dm-1    宙dm2

教室の発表会、どうにか開催にこぎつけることができました。

なんだかんだ言って、力作が揃いました! 生徒さんお一人お一人の人生の中で選んだテーマで描く、各々のセンスで表現する、そのお手伝いをしてきたつもりです。

ご趣味で絵をお描きになる方、また、ちょっと広島の紙屋町に出るついでがある方など、よかったら観にいらして下さいね! 

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第三回宙の会展

会場:広島市中区紙屋町2-2-2 ウエストプラザ階段ギャラリー3、4、5階 
会期:4月22(水)~28日(火)
時間:10:00~18:00



ウエストプラザ TEL : 082-504-3131
 イベントスケジュール ウエストプラザではサロンや会議室で、各種イベントも行っています。 併せてお楽しみ下されば二倍楽しいかも!


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気持ちイイ感謝、素敵な感動

私、昨日お誕生日を迎えました。

まだまだ花粉を吸って、脳みそ春がすみ中ではありますが、誕生日を機にシャンとしたいです。


今日は、弁護士研修中のお友達と電話で話しました。聴けば聴く程、弁護士っていうのは奥が深い仕事だなあと思います。そして、人の汚い面を観る仕事でもあるわけなんだなあとも。

「医者か弁護士」なんてセットな言葉がありますが、この二つの職業は人並みはずれて勉強が出来る人じゃないとなれないものです。そしてその果てに、暢気で綺麗に仕事をするのではなく、どちらも人間の毒の部分を観る(診る)仕事で、心身共にタフな人でないとこなせないものなんだと思いました。真の強さを求められる。本当に大変な仕事ですね。


私達芸術家は、人間が生む社会の毒気や、肉体の毒気などを芸術という形で昇華させてみたり、また、その真の意味を問いかけてみたりしながら、共に未来の創造を考える、そんな働きかけをする仕事..

でありたい。できてないかもしれないけれど、

一つには、それを担当する仕事であるようにも思うのです。


弁護士なんてどこか別世界の人、みたいに思えていたのだけれど、彼女のことで身近になって、認識があらたになります。


この世にはたくさんの人が生きて、みんないろんな仕事をして、それぞれに役割があって、助け合いながら生きてるんだ、繋がってるんだなあ、と、実感します。


そう、感じるとき、自分の存在を自然に肯定できるし、自然に他者への感謝が生まれるな感じがあります。


正しさや、いい人としての感謝じゃなく、腹から、ごく自然に感謝ができることって、たぶん一番気持ちがよくて、礼儀作法なんかも自然の行いでできる気がします。


美輪明宏さんの本の中に、自分の中にはたくさんの顔や役割を持った人間がいる、それをいろいろ引き出せば、たくさんのことができる。それに気付けば、自己否定なんてしなくてよくなる、ってことが書いてあって、今日その箇所を見てて「ふむ~っ」て考えていました。


私の中に、まだまだ自分の知らない私がいるとしたら...、明日が楽しみになる。

それはとってもすてきな感動。


今日は少し、心に栄養と筋肉をつけられたかもしれません。

うららかな春、誕生日二日目の記録でした。
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雪月花の数学

久しぶりのブログです。

今年の春はどうも不調。でも、イイことは記して行きたいネ。

今日は読書のお話、この本、面白かったです。

雪月花
「雪月花の数学」桜井進著


面白くて一日で読んでしまった。文字、大きかったし(笑)。



黄金比の本はたくさんあるけれど、この本の中では白銀比を取り上げているのが面白いです。

白銀比は√2の比率で、正方形の対角線がそれに当たります。白銀比と正方形が作り出す美が日本美だと解き、畳、風呂敷、平安京、法隆寺などを取り上げてわかり易く説明してあります。曲尺(かなじゃく)の裏目の目盛りは白銀比で、これを巧みに利用すると丸太から無駄無く角材を切り出す事ができる、また、風呂敷の多様性、茶室が作り出す静は、畳の矩形によるものだとかで、白銀比や正方形は、無駄がなく、多様であり、静の美を好む日本人の心だという。



これまでも矩形の本はけっこう読んできたけど、黄金比を主に語るものが多かったから、日本の建築物とか美の比率は黄金分割によって支えられているもの思い込んでいたので、眼から鱗でした。√2、√3、√5の矩形などは、黄金比には敵わないんだ、くらいに思ってしまっていました。

たしかに...、日々日本のものに触れていて、実際は黄金比のものって扱いづらさを感じてしまう事があります。なんか違う、みたいに感じてしまっていました。絵の画面にしても、正方形やらFサイズは書き易いけれど、Pはどうも扱い辛いとか...。

正方形という形が変化が自在だという着眼点も、納得できる新しい驚きでした。




一方、西洋は黄金比を好んでいて、動の美と解き、和と洋の対比を語っているのも面白い。自然界における黄金比の話、5、7、5、7、7、などの俳句や短歌の韻のリズムの話、音楽の話、陰陽道、暦における大切な行事は素数の日になっている、などなども興味深い。また、西洋よりはるかにすぐれた日本の数学者の話も始めて知る喜びで、日本人であることのアイデンティティを増してくれるものでした。確信に導くほどに。

生け花は3:5:7の対比で創ります。これは白銀比に繋がり、 フラワーアレンジメントの3:5:8で創り、これは黄金比に繋がるという。たった1の違いだけれど、静、動の方向に性格をわけていくなどの話もとても面白いと思いました。

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子供の頃は算数が大好きでした。だんだん、難しくなってしまって、美術系に進路を決めてからは、数1までしか取らなかったから、こういう本で難しい数式が出て来ると、えっと...なんて思ってしまう。前にカオス学について学ぼうと思った時、最初の数ページでわからない数式がたくさん出て来てしまい断念。今更ながら、数学の世界をもっとよく知っておきたかったなあと思うこのごろです。


芸術と数学はとても遠いものに思われがちだけれど、意外とそうではない。 数学がなければ、継承されなかった伝統がたくさんあるって思うし、 数学は自然との対話で、芸術を繋ぐものだと、この本を通してあらためて感じます。 日常生活の中でも、美の中にある合理性というか、そんなものを力強く支えていることを感じます。


カオスのように、無秩序のようで繰り返していくと秩序が出てきたり、数学はこの宇宙を数字や数式で感じとるものだなあと思います。


だから、小学校では円周率を3と教えるのってヘンだなあと思います。数学の本当の意味は、そこにはないと思う。永遠に割り切れないものがあることをそのまま感じ取れるのが円周率で、宇宙を理解する第一歩に思います。だから、キリのいい数字にしちゃうと、人間本意を学ぶ一歩になっちゃうんじゃないかしらね。



日本は襖にしても畳にしても決まった矩形でできていて、絵の画面も矩形で巧みに分割した構図法が使われています。これを、感覚の成せる業で偶然である、と観る人もいますが、たくさんの弟子を使って仕事をしていた絵師たちが、皆で同じ方向を向いて制作する為には、こういう法則を上手に使ったのだろうと思います。

ですが、昔の絵師達がどんな風に絵を創っていたのか、本当のところはわかりません。


タイムスリップして教わりに行ってみたいなあ...
彼等のように自在に操れるようになれたら、どんなにいいだろう...

と憧れます。




日本人って素晴らしい、そんな思いを強くしてくれる本でした。
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