Atsuko's mind

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自傷系アート?

日曜、ETV特集「痛みが美に変わる時~画家・松井冬子の世界~」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/0420.html
を観た。

最近、私の絵画教室に新しく入ってきた生徒さんが松井冬子さんの作品の大ファンだという。彼女は松井さんの作品の模写をしたいといってきた。実際は絹本に描いてある作品だが、日本画を一度もしたことのない人に、いきなり絹本というのも難しいかろうと美濃紙を勧め、今、彼女は夢中になって模写を進めている。彼女の熱中ぶりはとても興味深い。今回この番組を見ていて、多くの女性達が彼女の作品に対して熱狂することの意味が少しわかったような気がして、とても興味深く思った。

社会学者の上野千鶴子さんは、ジェンダーの問題を読み解き、松井さんの絵を ”自傷系アート” と呼んでいた。ふむ~、なるほど、とも思った。

私は数年前、ジェンダー問題、摂食障害、ストーカー問題、芸術におけるジェンダー問題、などの本を読みあさっていた。初めて知る女性の深層心理や社会の真相は、恐ろしくもあり、また、不可解な自傷行為の意味を知ることができた感動もあった。

とびきり美しい松井さんの描く絵はとびきり上手く、グロく、とびきりの傷を持っているだろうということは作品から伺えていたが、番組の中では、それを決定づけていた。

私の中にも大きな傷があり、私の人生の大半はその問題に取り組んだといってもいいかもしれない。そしてそれは、ジェンダーの問題を多く含むものだとも言える。私は特に自傷行為はしない。リストカットもしないし、痩せているけれど拒食症ではない。

でもふと、かつて自己免疫疾患と診断されたことを思い出した。当時かかっていた医師が、普通は外からきた敵をやっつけようとするのだが、私の身体の中では敵でもない自分の細胞すらもやっつけてしまっています、と説明してくれた。今やっている治療ではこれは治りません、と言われて頭がグルグルした覚えがある。だってよくなると信じて7年も通ったていたのだ。じこめんえきしっかん、なんだそれ?って思った。今、ふとそのことを思い出した。

---私は私の身体を自分で傷つけている---

もしかしたら私も水面下で自傷行為をしているのかもしれない(苦笑)。

まあ、そんなに大騒ぎするほどの話ではない。なんでも繋げてみ楽しむくせがあるっつうだけのことだ。



ジェンダー問題のことをよく知る様になってからは、不可解だった女性の行動や言動がよくわかるようになった。そして、自分もジェンダーに縛られる場面があることも多いと知る。


実は、自傷行為とは、その人にとっては生き伸びる為に必要な行為だったりする。

しかし、自傷行為をずっと続けて生きて行かくしかないわけではない。それと決別することはできるのだ。


松井さんは、よい作品が生まれる為なら幸せになることは犠牲になってもいい、と言っていたが、上野千鶴子さんは、幸せになっていい、幸せになったあなたの作品も見てみたいみたい、と言っていた。人は、想像もつかないくらい変われるものだ、とも付け加えていた。

あとで友人達と話していてたしかに思ったけれど、幸福の定義が一面的なのはちと気になるなあ。私は画家としてなら、興奮が途切れない事は幸福に思う。

ただ、私もいつも今を超えたいと願う。
想像もつかないくらい変われるってキラキラする言葉だ。

社会も、一人一人の女性も、変われるって信じる。

未だ見ぬ、新しい意識であふれる社会も夢見ています。
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