大琳派展/六角紫水展/個展記録4
東京で画家以外の懐かしい友人知人に逢って、
「大琳派展」観たよー!
っていうと、
ことごとく、「リンパ展?」と問い返され、「人体の不思議展」のようなものを想像されてしまった。
つまり、リンパ腺と間違うらしいのね。
そっか、東京国立博物館で、どんな展覧会が催されてるかなんて、知らない人も多いんですね。日本一の博物館なんだけどな~。
待ち合わせた友人も、どこ~?なんて言ってて、結局、科学博物館と間違ってた。
日本一なんだよ~。
たとえば、ニューヨークのメトロポリタン美術館、とかイギリスの大英博物館とか、そういうのと同じだよねえ?でも、向こうは大戦争に勝って、集めたお宝の数も違うもんね。
日本一って、そっかあ~、そんなもんなのかあ。
「大リンパ展」ゞ( ̄∇ ̄;)。
ところで、鎖国の江戸時代っていうのは、日本人らしさが存分に発揮された時代だなあと、常々私は思っている。
琳派の作品は、遊び心、ダイナミック、ユーモアの溢れている。たとえば、古事記に見られる日本の祖先は、明るく、ユーモアがある。残酷な場面でも暗く描かれていない。
琳派の明るさと古事記は、とっても響き合っている気がするので、鎖国で自然に育った気質が、古事記の気質とリンクしているなんて、実につじつまが合うって思うんですよね。
一方、最近、広島県立美術館で行われている「六角紫水」展を観て来た。
同じ日本文化でも、琳派とこうも違うものかと驚いた。
繊細の極み。神経質なまでに細かく、そこに醸し出される高級感は生真面目で、日常の世界を逸脱している。どちらかというと、正倉院まで遡る文化の系譜を感じた。
学芸員の人に訪ねると、王政復古という言葉が出て来た.
今や、どっちも日本の源に感じるが、当時は、江戸時代に育った「粋」って流行だったろうし、それを「乱れ」と捕らえ、日本を取り戻せ!の勢いで、正倉院を源流としたもので極めようとしたのかも。
正倉院って、すこし大陸の臭いも感じてて、特に技術面で、故宮博物館にあるような宝物の繊細さと同じ種類の極みを感じます。
うーん、だけど、どっちも日本らしさなんだなあ。
ところで、六角紫水さんは、広島県江田島町のご出身。
平山郁夫先生は、瀬戸田町 生口島のご出身。
私は、宮島町の出身。
な、並べるかっ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
な、並べるべからずヾ(*`Д´*)ノ"
ああでも、なんて誇らしい \(^o^)/
-----------個展記録4

100号を持って行きました。「冬のヒロシマ」
展示の様子↓


入り口から見ると、


通りの感じ。銀座っぽいねー。