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平家納経

秋の宮島は、紅葉の他に、厳島神社のお宝、平家納経が観れる楽しみな季節です。

平家納経って、観るごとに感動が増すのが不思議。

毎回感心するのは、古いものなのに状態がとってもいいこと。今年出ていた「薬王品」は銀箔が黒くなってなかった!銀箔は近年の作家の作品でも、黒く変色してしまうことが多い画材です。特に古い巻物はひび割れや虫食いの酷いものもたくさんあるのですから、こんなに傷んでいないのはすごいことです。

この度の展示は、清盛直筆のお経を観ることができました。なんとも美しく、バランスの取れた文字。清盛の精神が美しくバランスがとれていたのかな、と感じてしまいました。宮島の資料館にある清盛像はあまりに不気味なので、怖いイメージがありましたが、払拭されるものがありました。

歴史上の人物って、どこか別次元の存在感です。しかし、直筆のものに触れるとき、食べたり寝たり歩いたり走ったりして生きていた、自分と同じ人間だったんだもんねえ~、なんてことも同時に思い、不思議な感動があります。

今月23日まで。能装束も展示してあります。
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