Atsuko's mind

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「永井博士の平和のバラ」その2 コンセプト

 (前記からのつづき)
 さて、ここからは、制作にまつわるお話です。
 まだ永井博士のことをご存知でない方に、簡単なご紹介をいたしたいと思います。
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 永井博士は島根県三刀屋市で生まれ、長崎の医大に進学後、レントゲン医師となりました。長崎で、キリスト教の洗礼を受け、その後に結婚し、子供達にも恵まれました。しかし、その後、多量のレントゲンの被爆により、残り少ない命の宣告を受けてしまいます。当時のレントゲンの機械がお粗末なものであったことや、戦時中のフィルム不足から、レントゲンのを通した患者の身体を、直に見るという診療を続けていたことが原因でした。博士はそのリスクを承知の上で、世の人々の診療に当たるような人でした。その後、さらに、長崎の原爆に遭ってしまいます。生涯で二度も被爆してしまった博士は、いよいよ短い命となりましたが、原爆直後から、苦しむ人々の為に、熱心に救護活動を行ないました。原爆症の調査研究も行い、原爆症に犯された自分の身体も全て研究に捧げました。博士は原爆で最愛の奥さんを亡くし、原爆後は2人の子供達と共に暮らしました。いよいよ寝たきりになってしまってからは、愛や平和についての多くの著書を書きました。それらは、ベストセラーとなるほど人の心を打ち、たくさんの人に読み継がれました。
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 まず、そらの会では、戦争体験者の思いを戦争を知らない子供達に伝えて行くための、紙芝居作りのコンセプトついて、皆で考えることから始めました。
 どれほど大切で正しいことでも、大人の視点ばかりの発信では、子どもの心は、むしろ遠のいてしまうのではないだろうか。そのことは判りにくいものだが大事なことだ。そんな意見が出ました。
 そこで、子どもの世界について意見を出し合いました。
 子どもは、単に何も知らず何も解らない存在ではなく、大人とは違う時空を生きていること。その中で色々なことを敏感に感じ取りながら、大人達が気付かない大人のことまで観ている。大人の正しさに従順になれるけれど、大人が喜ぶからそうしているという面もあることなど・・・特に、つい先日まで小さな子どもだった学生達の言葉には、興味深いものが多く在りました。

 私自身、現在、小さな子の育児中です。数年前、赤ちゃんだった息子を見ながら大自然だなあ!と思ったことがあります。同様に、子ども達も、この世界の根源の大自然に近い存在と捉えられるのではないか。大自然の中には人の想像を超える力があるのと同様に、子ども達の中にも大人の想像を越える力があるのではないか。そういう視点を提案してみたところ、会の中にも同様の考えを持つ者が多数おりました。

 その結果、伝えることの第一歩として、’子どもの心に響かせる’ ものづくりをしようという意見で一致しました。子どもの計り知れない力と可能性が、未来の平和を築く力となるよう願い、そのための’種まき’と考えました。


(つづく)
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