観察

美術の力のひとつは観察力ですが、これが、育児にも役立つなあと思います。

昨日はこんなことが。

夕方、プールに連れて行きました。
よく、レッスンを頑張ったご褒美に、オヤツをねだられます。大抵はスポーツセンターの自販機でアイスクリームを買ってあげるのですが、昨日は、すぐそばの大型ショッピングセンターで用事を済ませたいと、練習が終わった後で行く予定になっていました。それで、おやつは自販機のアイスでもいいけれど、ショッピングセンターで買ってもいいと、選択肢を二つ与えていました。息子はいつものアイスの方を選びました。

その後、ショッピングセンターに行きましたら、棚に陳列されたたくさんのキラキラ眩しいお菓子達。それを見たら欲しくなったようで「買って買って」と言い出す。当然却下。しかし、しかし、ワーワーと全く泣き止まない。帰路の車中も、自宅に着いても、延々と泣き止まずにいました。次の機会にそこで買えばいいこと、今日は予定を変更するほど私自身の体調余裕も時間もないこと、そもそもちゃんと選択肢を与えており、選んだのは息子自身だということ・・・話せば話すほど、何度も何度も涙が溢れ出てきます。希望が通らないからといっても、あまりに辛そうだなあ・・・なんか妙だなあ・・・。単なるわがままと受け止めていたところが、だんだんと、息子の気持ち、何か他にあるような気がしてきました。

「何がそんなに辛いの」と尋ねてみました。
すると、ショッピングセンターのお菓子のこと、よく知っている場所なのに全く想像できなかった。なんでもすぐ忘れてしまう自分が悲しい。そんな自分はダメだ、そう言って、さらにワーンと泣きました。

ああ、自分のことが悔しかったんだ。

なんて健気。


その後、
次からは息子自身が思い出せるよう、もう少し詳しい説明を入れることを約束してやりました。

それから、
「忘れる」ことは「覚える」ことと同じくらい人間の大事な能力、忘れないと脳がパンクして大変で、夢は脳の記憶を捨てる時に見ているらしいなど・・・いろんな楽しい話もしてやることもできました。

忘れることへの罪悪感が減ったかどうかはわかりませんが、

じーっと観察したおかげで、

息子の苛立ちの矛先は、私でなく息子自身だったことに気がつけたなあと、

ありがたく思ったのでした。

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